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旦那の提案

「カナルに移動しよう。」
旦那が何の前置きもなく言った。
Wが少し離れたので、わたし達はWの発電機が使えず、わたしは本を読んでいた。日本語の本だったので、旦那が言った短い言葉を聞き違えたかと思い、もう一度聞くと、カナルに移動することにすると言った。
わたし達はロンドンの中心部から電車で30分離れたサリー州にいて、職場は二人ともロンドンだった。バスを乗り継いで近くの駅に行っても、通勤に1時間以上かかっていた。
なので、わたしは大賛成した。

元々、わたし達は色んなところに移動しながらボート生活を送ろうと話していた。ロンドンのカナルは北から南まで繋がっていて、どこに止めても便利なところばかりだ。しかも24時間でボートを移動しなくてもいい。一週間が相場だが、場所によっては二週間停滞できるところもある。マーケットの前だったり、大きな公園の前だったり、中心部の近くだったり駅の横だったり、考えただけで楽しくなる。
どこの場所もロンドン中心部は家賃が高い。そんなところに、家賃など関係なく滞在することができるのだ。
すばらしい!

「いつまでもWや仲間達に頼ってばかりで、毎日飲んで騒いで。こうやってボートライフをムダにするのはイヤなんだ。」
旦那が言った。
そう、その通り。今できることをしないとね。旦那、やっと気づいてくれたんだね。
いつかはこんなことを言い出すだろうと思っていた。
わたしと旦那はどこか似ていて、いつも周りに仲間が集まるが、だんだん仲間とつるむのが窮屈になってどこかに移動したくなる。よっぽどわたし達は過去に何かイヤな思いをしたのかと思うほど、毎回だ。
今回は少し早かったなあと思いながらも、わたしは新しい場所を夢見て、久々に浮かれた。
カナルに移動したら、ボート仲間達はもう周りにいないが、その分面倒なことで心配しなくてすむ。
旦那も自分の提案に満足そうだ。

何かが吹っ切れたような夜だった。
なんだか自由になったような気分のわたしと旦那は、明日はどこに移動するか、いつテムズ川を出るかなどを話し合いながら眠りについた。
外は珍しく静かだった。時々仲間達の話声は聞こえるが、騒いで遊んでいる様子はなかった。Wも何か考えているのだろうか。

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No title

カナル?ってロンドン方面に流れるテムズをそう言うのでしょうか?
そうなんですね、ロンドンで勤務されているのなら、便利よくて好都合!ですよね。数日前にロンドンへ行きましたが、人の多さ、忙しさにドッと疲れました。昔ならワーイ!っとなるとこですが…でも公園を歩いて癒やされました。ちなみに、私はハンプシャーに住んでます。
自分達で何でも進めていくと、色々と失敗してもそこから学べますね。さて、Wさんはどう行動するのか…アップ楽しみにしてます。

Re: No title

そうですよね。説明がないと困りますよね。カナルは運河です。昔、商人達が移動の手段として、運河を作ったそうです。運河はテムズ川につながっています。
ハンプシャーって、ポルトンタワーとか海のあるところですよね。何度か行きました。素敵なところですよね。
今はわたしもロンドンよりも、自然に囲まれた静かなところの方が落ち着きます。
相変わらず職場はロンドン市内ですが。。。
プロフィール

スカイ

Author:スカイ
イギリスで旦那と娘3人でボート暮らしをしていた生い立ちを綴っています。
家賃も地方税も無い自由な生活を選んだはずが、なかなか大変なボート暮らし。大好きなお風呂にゆっくりと浸かることができる生活を毎日のように夢見て、早くボート生活から抜け出したいと思いながら結局7年間を費やしてしまいました。
めちゃくちゃなボート仲間達との暮らしも今はいい思い出です。

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